コカコーラとサンタ
今回のモブはサンタが出てくるということで、“サンタ服の服は赤”というイメージの出来上がった経緯について少し調べました。
○サンタの服の色は赤でないものもあった
元々、サンタの服装はバラバラで、緑のもの、普通のボアのコートを着ているものなど様々でした。そんなバラバラだったサンタ服のイメージは1930年代のコカコーラの広告で赤い服を着たサンタが登場したことがきっかけで赤色で落ち着きました。
○なぜサンタがコカコーラの広告に使われたのか?
コカコーラは当時、麻薬のコカインや多量のカフェインが入った飲み物という悪いイメージが根強かったため、子供からのニーズが低かったのです。このイメージを払拭し、子供市場を開拓するためコカコーラはサンタクロースを使った広告を出しました。
サンタクロースは子供にとってどこにでもやってきて、プレゼントをくれるありがたい存在であり、そのイメージをコカコーラにも付与して、「子供のいるところに、コカコーラあり」といったイメージを植え付けようという戦法です。
この広告をきっかけに他の企業で使われるサンタの服も赤色となっていきました。
現在のコカコーラは子供や女性にも飲まれており、かつてのイメージを払拭できたと言えるでしょう。
フラッシュモブも現在なにかとイメージが悪いですが、このコカコーラの広告のように、イメージの良いものと組み合わせてイメージアップを狙うというのも、フラッシュモブ文化を広める一つの手かもしれませんね