間違いを認めること
間違いを認めること
昨日と今日とで言っていることが違う人には説得力も責任感もありません。
自分の根本にある考えをしっかりと知り、それに自信を持つことはとても大切なことです。
しかし、自分の考えを曲げないことと間違いを認めないことを勘違いするのは正しいことではないです。
学生時代は新しい考え方にたくさん出会います。それは良くも悪くも自分に影響を与えていきます。
その中で、今までの自分を否定するかのような意見に出会うことがあるかもしれません。そんな場面に出くわした時、当然にこれを突き放すことはもちろんできます。
それが普通の行動でもあると思います。
しかし、そこで一度立ち止まり、自分の考えが果たして100%正しいのか、1から問いただしてみてはどうでしょうか。
今まで自信を持って来たことが間違いであると認めることは勇気の要ることです。
それを認めることで今までの自分の行動を否定することになりそうで怖いと思います。
しかし、だからと言って非を認めず今までの自分を正当化しようと異なる意見に抵抗すると、さらに間違ったことを重ね続けることになります。
そしてそれを先送りにすればするほど引き返せなくなって行きます。
ズルズルと引きずっていい年になって後悔するくらいなら、学生時代の今、勇気を持って変わってみるのも悪くはないのではないでしょうか。
プライドを持つことは必要ではありますが、安いプライドは未来にいい結果を残しません。
今までの考え方や行動指針を真っ向から否定する必要はないです。
安いプライドを捨て、一度今までの自分を振り返りつつ、新しく出会った考え方も自分の中に取り込んでお互いの良いところだけをとれば、もっと良い自分になるんだと思います。
自分の持つ考えが間違いであることは必ずあります。
自信を持って来た考えが間違っていることを認めることは難しいことでもあります。
でもそこで一度考え直し、新しい自分になることは案外楽しいことかもしれません。
引退が近づき就活が始まる3年生の僕にとっては、このような場面が増える時期であると思います。
自分の考えに根拠と一貫性を持ち、バイアスは持たず、安いプライドを捨て、自分の意見を言いつつ時には間違いを認め新しい自分になる。
その繰り返しが不毛な時間を減らし、良い将来につながるのではないかなと思います。
まぁ、何事もバランスが大事ですけどね。
記:スプモーニ